カテゴリ:不動産売却コラム / 投稿日付:2024/09/06 16:13
売却活動開始前に、最後の準備です。
「不動産会社に電話する前に用意しておくもの」
①購入時のパンフレット、契約書等の資料一式
不動産会社に電話すると、物件の事について色々と聞かれます。
落ち着いて返答ができるよう、前もって用意しておきましょう。
②毎月の維持費が分かるもの
管理費や修繕積立金、駐車場代や組合費、町内会費等、実際に住む上で必要となる毎月の維持費を書き出しておきましょう。
③固定資産税、都市計画税の明細
毎年支払う固定資産税と都市計画税の内容が分かる資料を用意しましょう。
④住宅ローンの支払明細
毎月の支払い額と直近の住宅ローンの残債務額がわかるもの。
査定の際にこの残債務額は非常に重要になります。
⑤権利証
権利証は、実際には決済引き渡しまで必要ではありません。
ただし中には紛失されている方もいるため、一応、確認しときましょう。
⑥それまでに集めた情報
チラシやインターネットから集めたデータも、まとめておきましょう。
これらの書類は、権利書以外は1カ所にファイルしておくことをお勧めします。
ファイルは100円ショップで売っているようなもので十分です。そのファイルを「売却の
資料集」とします。
今後売却活動を行っていく中でも、様々な資料が不動産会社から提供されます。
査定書や関係資料、売買契約書、領収書などですが、それらを一括して保管しておけば、後々の管理も楽になります。
⑦銀行に住宅ローンの残債務額を確認しておく
住宅ローンの支払い明細を用意することはお話ししましたが、その資料が半年前や去年のものでは正確な残債務額がわかりません。
このため、住宅ローンを借りた金融機関の窓口に電話して、最新の残債務額を確認することが必要です。
⑧家族と話をして意思統一を図る
「自宅を売って、こんな生活をしたい」という目標や目的をしっかりと家族と話して、意思の統一をしておきましょう。
特にご両親にはしっかりお話ししておきましょう。
実際にこんな話があります。
買って10年以内の自宅を売りに出し、いい買主さんが現れて契約し、契約後に両親に初めて売ったことを話したという方がいました。
ところが、両親はまさかの大反対。
「家をそんなに簡単に替えるものじゃない」と。
もともと買うときに親の援助を受けており、逆らうわけにはいきません。
結論からいえば、この売主さんは「売るといって契約したものが売れなくなった」ため、違約金を払って契約は流れました。
このように、思ってもいない身内の反対でスムーズな売却活動ができなくなる例があります。
特に世代が異なれば、不動産に対する価値観も大きく異なります。
購入する際に援助を受けた場合はなおさらです。
このため、しっかりと事前に意思統一をして、家族が応援してくれる体制を作りましょう。
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